腹式呼吸にはじまり 唇ぷるぷるさせたり ん〜と言ったり あ〜と言ったり 五十音にアメンボ赤いな 拙者親方と申すはの外郎売……
発声や滑舌の練習は山ほどありますね〜。
ちなみに、全部大事です。 プロを目指すなら全部やりましょう。
喋りのプロを目指すわけではない ビジネスパーソンの方などは 今回ご紹介することをぜひ試していただけたらと思います。
おはようございます! 名古屋のナレーター 山田です。
私はまだるっこしい文章を書きがちなので 先に結論書いちゃいます。
いちばん簡単な声の磨き方。それは……
「うがい」です。
新型コロナ対策で毎日やってますよね?
その「うがい」です。
口に含んでブクブクする方じゃなく 上を向いてガラガラする方です。
ガラガラうがいをする時 しっかり「アー」と声を出して その出している音と声帯を意識してください。
慣れてきたら高い声や低い声を出したり 裏声を出してみたりしましょう。
たったこれだけ!
1ヶ月意識してやり続ければ 声の出し方と音程のコントロールが向上します!
一応理屈を説明しましょう。
1つ目は、軟口蓋と声帯のストレッチ。
水を含んで上を向くと 自然に上顎の奥の方
「軟口蓋」という部分が広がります。
この図の4の部分です。
発声の基礎であくびをする時の 口の形でと聞いたことありませんか? あれと同じです。 (うがいは舌の奥が上がるので、厳密には違いますが)
声の響きを良くするための 軟口蓋を広げるストレッチになるわけです。 そして上を向くので
声帯も引き伸ばされてストレッチになります。
声帯や口といった 発声器官をストレッチして 自由にコントロールできれば
声を出すことがどんどん楽しくなります!
2つ目は、無理な力が入りにくいこと。
我流で一生懸命に発声練習をして 余分な力を声帯にいれて 喉を壊してしまう人がいます。
うがいなら 水を含んでいますし 大声を張り上げてしまうことがありません。
試しに大声を出してみると……
水が吹き出して顔面に降り注ぎます。
水がサイレンサーがわりになるので 大きな声が出せない環境での 発声練習にもなりますよ。
3つ目は、喉が潤うこと。
声帯は乾燥が大敵です。 発声しながら喉も潤う 一挙両得の練習法がうがいです。 感染症対策にもなるので 一石三鳥ですね。
そうそう、感染症対策のためには まずブクブクうがいをして 口内の雑菌・ウイルスを吐き出してから ガラガラうがいをしましょ〜。
最後に うがいをトレーニングにするための ポイントです。
口の中がどうなっているか 声帯がどうなっているかを しっかり意識しましょう!
筋トレと同じで 使っているところを しっかりと意識することで 効果があがります。
では今日はこれにて!
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